北海道知床ねむろ
“一万年の営みを辿る”
アドベンチャーツアー
5泊6日

この6日間のツアーでは、多様な産業とそこに暮らしてきた人々のコミュニティとの出会いを通して「一万年の営みと開拓の歴史」について深く想いを巡らせます。知床ねむろパイオニアアドベンチャーの舞台は、日本遺産 鮭の聖地として認定された根室海峡沿岸部。先住民族アイヌの歴史や営み、そして脈々と受け継がれてきた漁業を起点として連なる産業の発展について、大自然の中で体験するアクティビティへの参加を通してより深く学びます。
【一万年の営み】古代から先住民族アイヌ、そして現代に至るまで、この地に暮らす人々は自然と共生し、鮭を中心とした水産資源の恵みを授かることで発展を遂げてきました。漁獲量の影響によって試行錯誤した結果、産業の変遷が生まれ、鮭からホタテ・昆布へ、そして酪農へと、内陸部への発展が進んできた歴史があります。
【最果ての大自然】豊かな産業は豊かな大自然の恵みと隣り合わせ。私たちは環境保全の視点を重要視しており、知床ねむろエリアは原始のままに残る圧倒的な大自然がおりなす絶景が魅力です。訪れる旅人の五感を満たし、心を揺さぶる絶景の旅を通じ、ありのままの自然と一体となる体験を提供します。ガイドや地域コミュニティとの触れ合いを通じて、一万年の人の営みと歴史、この豊かな食資源と大自然を目の当たりにし、環境や資源の保全について深く考え、知的好奇心を満たす本質的な旅を楽しんでください。

Highlight
遍路巡礼トレイルを4回歩いたマシューのプライベートガイド
6番安楽寺で本格的なお遍路体験が味わえる
僧侶と一緒に瞑想&弘法大師が修行に励んだ山奥の洞窟を訪問
日本の田舎のスローライフ体験と交流
Destination
Theme
Genre

Day 1

午後14時過ぎに、根室中標津空港に集合します。旅の仲間が全員集まったら、ガイドと合流して、ジャンボタクシーで移動します。空港から10分ほど走ると、小高い丘の上にあるビュースポット“開陽台”が見えてきます。ここで今日から始まるツアーで訪れるフィールドの全体像を把握。その後は15分ほど走り市街地にあるアウトドアカフェ“UB Coffee”に立ち寄ります。ここはアウトドアショップも併設しているため、不足しているギアを購入したり、場合によってはレンタルすることも可能です。夕食は中標津市内で地元素材を使った人気レストランへ。ブリーフィングと交流を円滑にするためワインをいただくのもお勧めです。30分ほど車を走らせ、標津にある温泉旅館に宿泊します。

Day 2

本格的な旅が始まる二日目は“鮭の聖地”を学ぶことから始まります。ホテルを出て車で10分ほどの場所にあるポー川史跡公園でガイダンスを受けたら、目の前に広がる広大なフィールドに向かい、森歩きとカヌーのツアーに参加します。昼食はそのままの流れで、公園内にある復元番屋でジャパニーズファストフードであるお茶漬けに挑戦します。午後からは、冒頭で学んだ鮭の聖地と歴史に基づいて、現在の町はどうなっているかを知る街歩きツアーに参加。現存している文献や屏風絵と見比べて地域がどのように発展してきたかを知るきっかけになります。
一日の締めくくりに郷土料理の鮭料理を食べたら、車で45分の距離にある知床羅臼の温泉旅館に宿泊します。

Day 3

知床羅臼の朝は、羅臼で生まれ育ったベテランガイドとの出会いから始まります。ビジターセンターで集合し、日本遺産 鮭の聖地と世界自然遺産 知床の関連性について理解した後は、羅臼湖トレッキングに参加して、その豊かな自然環境をフィールドから学んでいきます。街に戻り昼食をとった後は、ベテラン昆布漁師によるレクチャーの時間です。前日のお茶漬けで試した“羅臼昆布”に実際に触れ、丁寧に生産されている旨味の源泉を学びます。夕食では抜群のロケーションを誇る“野遊びフィールド”に移動し、地元漁師と焚火を囲んでバーベキューをしながら語らう時間です。季節によっては、海上で漁をしている船の“漁火”を見ることができるかもしれません。

Day 4

知床から車で60分ほどの南下した野付半島エリアに入ります。前日の羅臼昆布も同様に、主要な鮭の漁獲高が減少した時に試行錯誤を重ね、ホタテやホッカイシマエビなどの漁を始めたことが、現代の産業発展に繋がっています。根室海峡の豊かな海の恩恵を受けるこの野付湾で、シーカヤックツアーに参加すると、海面のほど近くに水産資源の揺りかごとなる“アマモ”が揺らめく姿を見ることができます。その後カヤックの拠点にあるカフェで休息と軽食をとります。午後の茶志骨川カヌーでは、水産漁獲の減少時に酪農への転換を図った名残を、陸上に見つけることができます。根室海峡沿岸部の産業の変遷が、歴史とともに全て繋がって現代に至ることが徐々にわかってきます。宿泊する旅館“野付湯元うたせ屋”では、これまでに見てきた主産業のホタテやホッカイシマエビ、ホッキやアサリなどの絶品料理を堪能することができます。

Day 5

5日目のメインアクティビティは120分ほどのフットパスでのトレッキングツアーです。旅館から車に乗り、40分ほど走った“明郷☆伊藤牧場”で準備を整え、JR厚床駅からスタートします。ランチはフットパスの途中でピクニックをします。この日の午後はアクティビティを設定していないため、思い思いに自由な時間を過ごすことができますが、旅館までの移動は車で90分ほどのドライブが続くため、明郷☆伊藤牧場での酪農体験や酪農カフェ“Grassy Hill”で小休止、ローカルの市場に寄り道することも可能です。夕食には、“湯宿だいいち”で和食中心のディナーをいただきながらフェアウェルパーティーを開催します。

Day 6

最終日も、この知床ねむろの内陸部で発展した酪農産業を心ゆくまで堪能し、半日間のツアーを楽しんだ後に旅は終了となります。朝早く起きた方は、竹下牧場のオーナーから開拓の歴史を聞く牧場散策に参加することができます。午前中は酪農や開拓の歴史を肌で感じるサイクリングツアーを楽しみます。初日に訪れた開陽台に向かい、絶景のチェアリングと旅のクロージング。その後、根室中標津空港へ向かいます。13時にツアーは終了となり、そこでガイドや仲間との別れとなります。このツアーを通して多くの歴史と産業について知り、地域のコミュニティに出会うことができました。北海道知床ねむろの豊かな大地について多くのことを学び、一生の想い出になったと思います。

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